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おテンバ修学旅行生

    投稿者:ショーワ コメント
地方の温泉ホテルに泊まったときのことです。
そこは、観光シーズンは高いのですが、オフシーズンや
部屋が埋まらないときなどは、辺りのビジネスホテルと大差ない値段で泊まれるので
出張時によく利用していました。
内風呂もあるのですが、大浴場に露天風呂もあり、団体客が居なければ、
ほんの数人で、なかば貸し切りのように入れるのも魅力でした。

しかし、その日はハズレ。人数的に学年丸々という感じではなかったので、
地域のクラブ活動かなにかだと思うのですが、
小学生の団体客とバッティングしてしまったのです。
そうなると、もう、風情を楽しみながらゆっくり入浴・・・など出来るはずも無く
引率の大人がどう頑張っても、賑やかになるのは避けられません。
判っていれば、はじめから部屋の風呂で済ませているところですが、
入り口の団体客の案内を見逃したのが運の尽き。
私は少しでも喧噪を避けるように、入口から遠い方遠い方へと逃げたのでした。

子供達の歓声を遠くに聞きながら、やれやれと思って居ると、またすぐ後ろで騒がしい音が。
何やらドタドタと走るような音。甲高い子供の声。
寄りかかっていた岩から後ろをのぞき見てみると、
板塀の下が大きく開いていて、そこに何人かの足が見えました。
どうやら直ぐ向こうに誰か居るようでした。
「おいっ、見ろよ! ここ開いてるぜ!」
ガキ大将っぽい、乱暴な言葉づかい。
おいおい、まだ変声期前のカン高い声して、いっちょ前に女湯覗きか?
注意して連れ戻すべきか。いや、引率がいるならその人に注意して貰うか。
頭に乗せていたタオルを取って、立ち上がろうとしたときでした。
「ここ男湯だよな! 丸見えだぜ!」
そう言って、塀の下から顔を覗かせたのは、ショートカットで
半袖短パンの日焼け後もまぶしい、全裸のお転婆少女でした。
しゃがんで、背を曲げてのぞき込むために足を開いていたので
少女の股間がモロ見えでした。
「○ちゃん、やめなって」「また怒られるよー」
てっきり、男子が女子風呂に侵入したのかと思いきや
女子が男子風呂を覗きに来ていたのでした。
「なんだよ、お前らも見ろよー」と友達を誘う少女ですが、友達は冷静でした。
「こっちから見えるって事は、向こうからも見えちゃうんだからね。○ちゃん」
少女は「え?」と言う顔になり、自分の格好を見て急に恥ずかしくなったようでした。
「ほら、先生来ちゃうよ!」と友達の声に、大急ぎで帰って行きました。
少女達は、終始騒いでいる男子の集団の方に気を取られていて、
直ぐ横で静かに湯につかっていた自分には、気付いていないようでした。

こんなチャンスがあるものかと味をしめた私は、
次からは狙って団体客とハチ合わせるようにしてみましたが、
こんなラッキーは一度きりで、その旅館も数年前に閉業してしまい、
もう二度とチャンスは無くなってしまったのが残念です。

◆ プロフィール ◆


三毛猫係長です。

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